骨折28日目 ナマ足との対面!

昨日診察してもらえなかった整形外科に、あらためて向かう。
今日は午前中に行くことにして、9時半頃家を出た。
いつものように松葉杖で整形外科に向かっていくと、何やら向こうからおばさんが近づいてきた。
「あなた、I整形外科に行くの?」と聞くので「はい、そうですが?」と答えると「今日も診察はやってないみたいだから、電話してから行った方がいいわよ。」と言う。
(えっ〜マジで?今日もダメなの?)と思い、とりあえず携帯から電話で訊いてみることに。
骨折で通院中という旨を伝えると、少し待たされた後「お越しください。」という返事だったので、やっぱりそのまま行くことにした。
1階の待合室はいつもより全然空いていて、受付で診察券を出すとすぐに名前を呼ばれた。
医師に「4週間経ちましたね。ギプスを外しましょう。」と言われ、「おお!ついにきたか。」とちょっとドキドキする自分。
何やら小型の電気のこぎりのようなものを持ってきて「これは振動で切りますから足は切れません。」と説明され、早速作業開始。確かに音と振動がすごいが、特に痛くはなく、足の表側と裏側に縦にギプスを切っていく。全部に切れ目が入ったところで、でっかいハサミみたいなやつでパカッと開き、中に詰まっていた保護用の綿と伸縮性のある靴下状の足カバーみたいなやつをハサミで切ると、ついに出た!久々のナマ足とのご対面。
くるぶしから下の方に血が溜まっているみたいで、青く内出血してるし足首は腫れていて太い…。指はなぜか爪が殆ど伸びてなくて、なんだか縮こまってしまっている。
でも、思っていたよりは匂いもないし、見た目そんなに汚くはなくてちょっと安心。
看護士さんがバケツにお湯を入れてきてくれて、足の表面をさっと洗ってくれる。患者さんによっては、足から臭いが発生したり、垢がすごかったりするらしいが、私は元々が乾燥肌のせいかそういったこともなく(夏じゃなかったのもこれ幸い。)よかったです。
その後レントゲンを撮り、骨の付き具合を確認する。
「骨はつき始めてますが、ここらへん(と言って骨折部位の上の方を指さす)がまだ弱いですね。もう少し頑張りましょう。」と、さっき切ったギプスを再装着することになりました。これが噂の「モナカ」ってやつかしら?でも、取り外しが可能になったので「お風呂には入ってもOK」とのことで、「あ〜久しぶりに湯船に浸かれるぅ。」と思い嬉しくなる。
リハビリの方は今日から早速始めることになった。
まずはギプスを取ったままの足で2階のリハビリ室に行き、患部に暖かい光をあてつつ、関節を動かしてみる。しかし堅くなった関節は思うように動かず、頑張って力を入れようとすると「ぴきっ!」と痛む。
その後患部に電気をあてて、本日のリハビリは終了。
半分に割れたギプスを合わせ、それを包帯で巻いて、見た目は来た時となんら変わらない状態になる。でも今回は綿とかの詰め物が殆どないので、ギプスの中の足はスッカスカである。
「足をついて歩いていいですが、まだ骨が完全についていないので、体重をかけすぎないでください。」と言われた。
職場復帰時期について訊くと「あなたが行けそうなら行ってもいいですが…。来週からの方がいいんじゃないですか?」と先生が答える。うーむどうしよう?
とりあえず帰り道は、おそるおそる左足を地面につきながら歩いてみるが、どれくらい力をかけていいかよくわからないし、ギプスの前部分が脛に当たって歩きにくい。しかも恐ろしく時間がかかる。足をつかないで歩くより体力的には負担が少ないようだが、こんなに時間がかかるんじゃ、まだ駅まで歩くのは無理かなあ?
医者からは「明日から毎日リハビリに通ってください。」と言われているので、職場復帰については派遣会社と相談してから決めないとダメだわ。また診断書書いてもらわないと。
完全復帰までの道はまだまだ遠いようだ。