冬の小鳥 胡同のひまわり

骨折日記の方はたいした進展がないのでお休み。地道に筋トレを続けております。筋肉痛もおさまり、徐々に回数をこなせるようになってきました。
平日の午後、NHKBSプレミアムとかWOWOWでは、たいてい何かしら映画をやっていて、何となくそれを観たりしています。
「冬の小鳥」は2009年の作品で、韓国とフランスの合作である。主人公の9歳の少女が、ある日父親によってカソリックの児童擁護施設に預けられる。少女はいつか父親が迎えに来ると信じていたが、やがてそれが叶わぬことだと理解し、最終的にはフランス人の里親が見つかり、パリへと旅だって行く。
主人公のジニ役、キム・セロンがとても可愛い。韓国の芦田愛菜と言った感じなんだろうか?冒頭のシーン以外では殆ど笑わないのだが、周りと馴染もうとしない、思い詰めたような表情が子供なのに妙に大人っぽいというか、訴えかけてくるものがありました。
冬の枯れた風景、板張りの部屋、子供達が着ている洋服などが、どこか少し懐かしい感じがして印象的でした。

胡同のひまわり」は2005年の中国作品。北京の昔ながらの横丁“胡同“を舞台に、急速に変化する現代中国の3つの時代を見つめ、ある一家の歩みを描いている。旧世代の父親と新世代の息子の、世代間の対立を中心に、葛藤と愛情、親子の絆が描かれている。
こちらは、やはり「胡同」という路地裏の家が、味があっていい感じである。日本でいうと下町の長屋みたいなもんだろうか?
中国は、ここ何年かで急速に経済成長しているが、1970年代はまだバリバリの共産主義国家で、文化大革命の真っ最中であり、その辺の時代背景も映画の随所に感じられた。とはいえそんなに詳しい知識はないのだが…。
近代的なマンションの陰に、まだ昔ながらの横丁が残っている辺りがちょっと東京っぽいなあと思いました。