夏の終わり

乙女の教科書

乙女の教科書

いよいよ今日で8月も終わりですね。
夏の前半は連続の猛暑でぐったりし、中盤はオリンピックで盛り上がり、後半は「梅雨か?台風か?」と思うような雨続きの天気(でも気温が低めなのはホッと一息)で、なんだか最後はイマイチパッとしない夏ではあった。
しかしなぜに人は「今年の夏はあまり夏らしいことをせずに終わった。」とか言うのだろう?「秋らしいことをしなかったな。」とは言わないですよね?たぶん長い夏休みがあるからだろうなあ。社会人になるとそんなに休んでもいられないのだけれど、何となく8月31日というのは物寂しい気分になるものだ。学生の頃は磯野家のカツオのように、「あ〜宿題どうしょう?まだ終わってないよ〜。」てな状態が常であり、父親に手伝ってもらったこともあったなあ。
この夏、夏らしいことをしたかというと、私の場合「ほとんどしておりません。」ということになる。せいぜい花火を観に行ったくらいだ。昔は夏といえば、海!プール!花火!盆踊り!蝉取り!(←どんだけ昔だ?)という感じだったが、もう絶対に日焼けをしたくない歳となった今、水着になる時と言えば海外リゾートくらいなものだ。やっぱり大人はそういう場所で優雅にリゾートライフを楽しみたい。しかし現実は行けてない・・・。う〜〜〜む。
今日は日中には雨が降らず、けっこう晴れ間ものぞいたせいか久々に気温が上がった。空にはモクモクとした入道雲がいっぱいあるし、セミも「まだ夏は終わらないぜ」とばかりに鳴いている。
ちょっとどこかにお出かけしようかなあ?と思ったが、結局近場の大井町までしか行かなかった。アトレのユニクロで週末限定価格のカーゴパンツを試着してみたが、股の付け根あたりにできるビミョーな皺がどうしても気になってしまい、買うのはやめておいた。結局安くなっていたキャミソールだけお買い上げ。
そして次に本屋さんへ。そう言えばここの有燐堂に来るのは久しぶりだ。
本屋さんは私にとっていちばん時間をつぶせるお店だ。たくさんある本をパラパラと眺めるのはなかなか楽しい。新刊コーナー、雑誌コーナー、美容コーナー、文庫コーナー、料理本コーナー、手芸本コーナーなど色々見て、おおたうにさんの「乙女の教科書」という本を買った。
以前金沢旅行に行く前に「乙女の金沢」という本を買ったが、それとは全く無関係である。リクルートのフリーペーパー「L25」に連載していたものをまとめたものだ。「L25」は女子向けのフリーペーパーで、テレビ欄なども載っていたりするし、なんてったってタダなので、コンビニなどで見かけた時はもらうようにしている。
おおたうにさんが描く女の子は、目はパッチリ、睫毛はびっしり、くちびるはぽってりでヒジョーに可愛い。自分とは似ても似つかないが、そのキュートな女の子達のファッションはすごく参考になる。乙女という歳をとっくに過ぎた自分ではあるが、やっぱりいくつになっても好きなファッションをしたいものだ。(あまりにも我が道を突っ走りすぎるとハタから見て痛すぎるだろうが。)
30代のうにさん自身のコメントがかなりおもしろい。「若気の至りでこんな格好もしちゃいました」的なやつとか。今思うとヘンテコな流行が結構あったよなあ・・と思う。ファッションというのはある意味生き物なので、昔買った服などは「今」のエッセンスを取り入れないとなかなかオシャレには見えないものだ。
ま、世の中「ファッションなんてめんどくさい。」という人も大勢いらっしゃるとは思いますけどね。確かに外側ばっかり気にする人はカッコ悪いです。いい服着ていても中身が伴わない人はやっぱりダメ。逆にちょっとダサめの服を着ていても一本スジが通っているような人は不思議と格好よく見えるものです。
「人の振り見て我が振り直せ」じゃないけど、自分も気をつけましょ。